『ロケの風景』その18

こんばんは、“草野球チーム・自営隊々長”こと“隊長”です。

チョット考えれば分かる事なのですが、セリフのあるシーンで“友和”さんや“あおい”ちゃんの姿が50m以上離れた場所からの撮影だけで終わるはずありません。
当然2人のアップを撮るシーンが、歩いて来る場面を正面から『竹千代橋にカメラを向けて』撮るパターンと、振り返った“あおい”ちゃんを“友和”さんの側からって感じの『竹千代橋を背にして』撮るパターンで、このあと待っていたのです。

「じゃあもう1度さっきのシーンを撮りますんで・・・」「え?」
さっきのシーンを違うアングルで取り直すって言われても「さっきって何してたっけ?」って事です。自分のド素人さ加減を思い知らされました。

でも・・・・・。気を取り直してよ~く考えてみれば、その為に自分を『親父が死んで、店の財産が自由に使える呉服屋の?代目』って役柄で、さらに(風俗系の)お店へ遊びに行こうとお店(職場・呉服屋)を抜け出しちゃった・・・って設定まで、自分勝手に自分に与えた様なモノですから・・・。
自分の立ち位置に立ってそれを思い浮かべたら、だいたい分かりました。
もう頭の中は“志乃”ちゃん(風俗店の№1)の事ばっかりで、お店に1番客で駆けつけて「ど~やって口説こうかな?」とか考えていますから、チョット早歩きで髪型や襟の具合を確かめながら・・・って感じだったんです。
私の斜め右前に(ソフトフォーカスがかかってハッキリ見えませんでしたが)“友和”さんが立っています。もう既に役に入りきってる雰囲気が充分伝わって来ます。
「負けるもんか!」って勝ち目はありませんが、私ももう1度気合いを入れて「口説くのに成功して“待合い”なんぞに連れ出せたら、あんな事やこんな事をやってやろう」って事まで考えたら、厳しい顔つきではなく『とってもスケベそうなオッサンの顔』である事に気付きました。

まぁ、背後からの撮影ですが、きっとその背中に『スケベ親父』のオーラが充分出てた事と思います。

そしてそのシーンの後に、“あおい”ちゃんのアップ(そっちは出番無し、遠くから見てただけ)の撮影が終り、その後お2人の顔のアップ(セリフの所でしょう)の撮りが終わると本当に撮影終了です。
その間、マドンナエキストラの方が「記念に・・・」と持ち込み禁止のハズのカメラで写真を撮ってくれたりして、とうとう終わっちゃうんだ・・・と感慨にふけると同時に、自分たちの荷物がどこにあるのかを遠くから探していました。

そして“友和”さん・“あおい”ちゃんが車に引っ込んでしまった事が、撮影が終った事を私たちに告げたと思ったて気を抜いてたら、撮影現場では『この日1番の収穫』が始まろうとしていました。

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