『ロケの風景』その3
こんばんは、“草野球チーム・自営隊々長”こと“隊長”です。
50人100人のエキストラがざわめく中で「おっ、これこれ」と自分を発見する為に『目印』を・・・と思い、イロイロ画策しましたが最後の仕上げは帽子です。
モチロン、70年前の“遊びの達人”にリサーチしての結論です。
“達人”「その頃はみんな帽子をかぶっとったなぁ・・・」
“私” 「それは“ハンティング”みたいなモノですか?」
“達人”「いや、あれは若いモンだ。あんたくらいの年(私=46歳)だったら“中折れ帽”だな」
“私” 「え?“中折れ帽”って・・・どんなのでした?」
“達人”「フーテンの“寅”さんがかぶっとった様なヤツだ」
こんな会話がなされました。
幸い私は帽子が嫌いでは無く、ウチの2軒隣に『帽子の専門店』があるので、この機会に“中折れ帽”を購入する事にしました。
とは言っても、普段帽子をかぶるファッションをしている訳では無く、ご近所さんでもお客として店に入るのは初めてでした。
奥さんに事情を話して、数点見せて頂きながら「いくら位なのか」見ました。
チラッと見え隠れする正札には¥1575の文字が・・・。意外と安かったので「着物の色を確認してから買いに来ます」と確約してお店を後にしました。
数日後、着物の帯がグレーだったのでグレーの“中折れ帽”を購入に行きました。財布には¥5,000札が1枚入っていました。
その場で『粋な“帽子”のかぶり方』をレクチャーしてもらい、いざお支払い。
奥からご主人様がお出ましになって特別価格を出して下さいました。「じゃあ1万4千5百円でイイよ」
5秒後に気を取り戻した私は、正直に「桁を間違えてたので、お金を取りに行って来ます」と言って出直しました。
思った以上の散財になりましたが、イイんです。今回の事はそれだけ大きなイベントなんだから・・・。