『ロケの風景』その16
こんばんは、“草野球チーム・自営隊々長”こと“隊長”です。
もう1人の共演者“三浦 友和”さんについて語っちゃいます。
当時トップアイドルでありスターであった“山口 百恵”さんの共演者として『シンデレラボーイ』的な扱いで全国区になった役者さんでそのまま結婚してしまいましたから、いまだに「“百恵”ちゃんの旦那さん」といわれてしまう、ある意味『男性にとって嬉しく無いセカンドネーム』を持つ役者さんです。
ご存知の通り非常に端正な顔立ちで、正統派の二枚目なのですが“百恵”ちゃんの映画で全国区になってから10年くらいは“百恵”ちゃんの陰に隠れちゃった感じで、まさに『オーラの無い俳優さん』というイメージを持っていました。
ところがこの10年くらいで私の評価は一変しました。オーラの無いままでオリジナルの“三浦 友和”ブランドを立ち上げてしまった感があります。
これはあくまでも私の個人的評価ですが、一流どころの役者さんは主役であろうが脇役であろうが、優れた演技力と類い稀なる存在感(オーラ)を持っています。
モチロンその役者さんたちがお客(視聴者)を呼び、彼らに引けを取らない物語(台本)が揃って名作は生れて来たのでしょうが、役者さんに喰われて本当に伝えたい内容や見せたい映像が記憶に残らないなんて事もあったと思います。
例えが変ですが、天才プロデューサー“小室 哲哉”氏が“中森 明菜”さんを手がけた時に、“明菜”さんはヤッパリ“明菜”さんで、小室作品にはなれなかった・・・。
“小室”氏が得意なのは『売れるポテンシャルを持っているのに売れてない歌手』に『小室カラーという武器』を与えて戦わせる事で、逆に言うと『小室カラーを喰ってしまう個性』が邪魔になるんじゃないかなぁ・・・。と感じました。
そんな時に“友和”さんの存在に気付きました。
正統派の二枚目で年齢とともに演技力も品格も備わって来てる、だから絵にはなるのは当たり前なのです。でもオーラは無い。
存在感がある、演技もしっかりしてる。でも主役はモチロン作品を喰わないって言うか本当の意味でそれらを引き立てるタイプの役者さん。そんなふうに“三浦 友和”ブランドを感じました。
これは『和のワビサビ』に通じるモノなのかな?と思いつつ、CMには打って付けのキャラかも知れない・・・と感じました(とは言え、それほど数的には出ていませんよね?)
この『オーラが無い』のか『オーラを出さない』のかが微妙なのですが、役者さんって職業の人はその日の演技内容によって『不要なオーラは出さない』事が出来るのかも知れません。
もしかしたら“あおい”ちゃんもそうだったのかも・・・?そんな気がします。だって笑顔がメチャメチャ可愛かったもん・・・。
あとは勝手な想像ですが“友和”さんって「イイ人そう」
失礼ながら“百恵”ちゃんと結婚した時は「まぁ長続きせんだろう」と思ってました。
何故なら芸能界には、この手の芸能人カップルにとってあまりにも離婚の原因になる誘惑が多すぎるからです。
ところがもうそろそろ『銀婚式』なんじゃ無いの?ってぇくらいの年月を夫婦として重ねています。
モチロン奥様がトットと芸能界を引退し全く復帰しないって姿勢が大きな理由のひとつであると思いますが、“友和”さんの人柄の良さも否定は出来ないと思います。
(いくらオーラが無いって言っても、あのルックスで浮いた噂が1つも無いってのも・・・ねぇ)
撮影の合間にスタッフの人たちと談笑する姿を拝見しましたが、品格はあるのですが威張ったそぶりは全く無く、言葉・笑顔・雰囲気どれをとっても「イメージ通り」としか感じ様がありませんでした。
私たちエキストラの目もあって、それこそこんな所で好き勝手な事を書かれちゃう時代ですから、その場は“三浦 友和”さんを演じていただけかも知れません。
ただ前日(11月15日・火曜日)の朝、撮影前に撮影場所の八丁味噌工場周辺の町内の人たちを集めて「ご迷惑をおかけしますから・・・」と“三浦 友和”さんと写真撮影会を催したそうです。
そんな話は他で聞いた事ありませんが、“友和”さんだったらありそうな気がします。
また、岡崎泊まりの数日の内、地元の『知る人ぞ知る、居酒屋(なのかどうか?です)さん』で食事&宴会?があったらしいと噂を耳にしましたが、たぶんその場に居合わせても同じ感想を持ったと思いますよ・・・。
(とうとう連載?が越年してしまいました。コメント入れたいのに我慢してる方、もう少しの辛抱ですから、勘弁して下さい)